飲食店で出世できる人とできない人の違い

飲食店で出世するには?、仕事ができる人とできない人の違い、飲食業に求められるスキルなどお伝えします。

一般的な会社とは違い、飲食店は接客業なので、人付き合いが苦手であれば、お店の店長として出世することはとても難しいかもしれません。性格によって、向き不向きもあるのが、この業界の特徴ともいえます。

仕事ができる人とは

どんな仕事でも、出世する人としない人では、仕事の仕方や意識に明らかな違いがあるものです。性格的な得意不得意もあるかもしれませんが、意識なら誰でもすぐに変えられるもの。

飲食店だけに限らず、仕事ができる人は常に目的や目標をしっかり持っています。上司から言われたことをやるだけの人とは違い、ゴールの設定とそれに向けての小さな目標が自分の中で明確になっているので、あとはそこに向かって突き進むだけなのです。より効率的に仕事を進め、自分の頭で考えて臨機応変に行動できるようになります。

また、確実にゴールに向かうためには「いつまでに達成する」と小さな目標の期限を決めることも大切です。飲食店であれば、来月は売上げ〇〇を達成するなどの目標を、スタッフ全員と共有することで、お店全体のモチベーションを上げることができるでしょう。

飲食店で出世しやすい人

上記で挙げたこと以外にも、飲食店で出世している人たちはこのような特徴を持っています。

人好き、コミュニケーション能力が高い

お店を引っ張っていく店長に、何よりも欠かせないのが、コミュニケーション能力。週に何回も通うような「行きつけの店」を持っている人たちは、その多くが、料理やお酒だけでなく、お店の接客に惚れ込んでいます。「ここのお店に来ると気持ち良く帰れる」そう思ってもらうためには、自ら率先して接客をしたり、スタッフと常にコミュニケーションを取って教育していくことが重要です。

やる気のないスタッフがいれば、積極的に話しかけてモチベーションを高める必要も。飲食店では、スタッフ自体の年齢層も幅広いので、年代や考え方の違いを楽しめると、人付き合いがより円滑になるかもしれません。

新たなチャレンジを常に続けられる

個人経営、チェーン店問わずに、飲食店には常に数多くのライバルが存在します。その中で勝ち残っていくためには、新たな工夫、チャレンジを常に続けていくことが大切。メニューも同じ、接客もそのままでは、常連さんにも飽きられてしまいます。繁盛店の店長の中には、お客様に楽しんでもらうことをモットーにしている方がいます。

常連さんが好みそうな新しいお酒を入荷したり、客席から「おめでとう」と聞こえれば、その場でスタッフとサプライズで祝うのもよいでしょう。チェーン店であっても、ある程度のメニューやサービスは店長に委ねられるので、頭を柔軟にしてアイディアを絶やさないようにしましょう。

個性が強い

とくに繁盛している居酒屋に多いのが、店長のファンがいること。店長の人柄が個性的で面白いと、たとえチェーン店であっても、「あの店長に会いに行こう」とわざわざ足を運んでもらえます。

しかるべき時に毅然とした態度が取れる

良いスタッフを育てるためには、普段は仲が良くても、しかるべき時にきちんと叱って、指示を出すことは大切です。この切り替えができる店長は、部下からの信頼も厚く、ここぞという時にお店全体のチームワークをぐっと高めることができます。同様に接客をするうえでも、お店のルールを破ったり、スタッフにセクハラをして来るようなお客様には、毅然とした態度で接する必要があります。

飲食店で出世しにくい人

反対に飲食店で出世しにくい人には、次のような傾向があります。

  • 自主性がない
  • コミュニケーション能力が低い
  • 「でも」「だって」などの言い訳が多い
  • わからないことがあっても質問をしない
  • 一度の失敗でめげてしまう
  • 自分の店のスタッフに関心がない
  • 仕事に目標や目的が見出せない

飲食店だけに限らないですが、仕事ができない人の大半が、言われたことをそのままやっているだけだったり、目的もわからずにただ業務をこなしています。そういった人は、仕事にも人付き合いにも自主性がないので、クビにはならないにしても、出世することは難しいでしょう。

また、わからないことに出会ったり、失敗をした時にやる気をなくしてしまうと、せっかくの成長する機会を逃してしまいます。営業が盛んなとある会社では、訪問で50回断られたらランチをご馳走するというサービスを行ったそうです。そうすることで、社員たちは失敗にめげなくなり、経験値も上がったことで、結果的に売り上げが伸びたという話しもあります。

監修者
監修者:
人事部 部長補佐
松本 崇

「しっかりとしたチーム作りができること」「明確な目標を設定して行動できること」が、社内で評価されている人に共通している人材要件です。一人の力で店舗の業績を伸ばす事はできないため、一緒に働く仲間の力をいかに引き出すかが大きなカギを握ります。そのためには、仲間の話を聞くこと、仲間に信頼されるような行動をしていくことが必要です。リーダーとしては当たり前の資質ですが、これを常に徹底することは難しいため、それができる人が必然的に評価されていきます。店舗単位でのミーティングも行っていますので、チーム作りに対する価値観は、勤務を通して得ることができるかと思います。

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