飲食店で働きたい場合の志望動機
飲食店で就職面接を受ける際に重要な志望動機の書き方、内定を取るためのポイントをくわしくお伝えしています。
内定を取る!飲食店の志望動機を書く際の3つのポイント
飲食店では、採用する際の大きな基準になるのが、志望動機です。どうしてこのお店を選んだのか、自分が目指すキャリア、スキル等をハキハキと笑顔で伝えることができれば、希望の飲食会社に就職できる可能性はぐんと高くなります。
選ばれる志望動機を書くために、3つのポイントをまとめました。合わせて例文も紹介します。
飲食店で働いた経験を活かす
一般企業の面接では、アルバイト歴はあまり関係ないといわれていますが、飲食業に限っては、飲食店でアルバイトをした経験はプラス評価につながります。希望の飲食会社での経験があれば最も良いですが、他社の飲食店でもOK。アルバイトを通して得た知識や学んだスキル、また、前職で飲食業の経験があれば、それを志望動機に盛り込んでいきましょう。書き方のポイントとしては、
- 具体的な経験を書く
- 経験をどのように活かしたいか、その理由も書く
の順に書いて、志望動機につなげるようにします。自身の経験については「接客をやってました」という事実をのべるにとどまらず、当時、バイト先で感じた感動や具体的なエピソードも書きましょう。
例文:「当時、アルバイトをしているお店で、料理長、スタッフと一丸となって繁忙期を乗り越えた際、お客様から気配りが行き届いているとたくさんの笑顔をいただきました。貴社ではおもてなしの心を最も大切にしているとのことで、経験を活かして理想の働き方ができると思いました。」
ここのお店でなければならない理由を書く
世の中には数え切れないほどの飲食店があり、似たような形態のお店もたくさんあります。とくにライバルの多い人気店では、どこの飲食店でも使えそうなありきたりの志望動機では、なかなか目に止まることはありません。どうして店舗Aではなく、Bを選んだのか、Bにしかないサービスや方針を志望動機に加えると、履歴書の完成度はうんと高くなります。そのためには、事前に会社の調査をしておくことが大切。志望する会社のビジョン、サービス、方針、客層やターゲット、店員の教育制度なども調べてみると良いでしょう。
例文:「子供の頃から料理人を目指していましたが、ある時、一つのメニューにこだわる貴店に出会い、その美味しさと質の高さに驚き、憧れを抱きました。もし貴店に採用されましたら、一つの味へのこだわりと、それを貫き通すための技術をしっかり学びたいと思います。」
将来どうなりたいのか
将来的なキャリアプランや、自分の夢を書くのも志望動機で有効な方法です。入社前から目標がしっかりしている人であれば、成長も早く、仕事へのモチベーションが高いと判断できます。将来、店長として長く活躍したいのであればそれはなぜか、本部に入っていきたいのであれば、どういうことがしたいかなど、具体的にキャリアプランを立てて書いてみましょう。もし自分の夢を志望動機にする際は、そのお店とかけ離れていると「ここでは実現できない」と思われるので注意しましょう。
例文:「私の将来の夢は、日本食の素晴らしさを世界に届けることです。以前、海外の友人を日本に招いて食事に出かけた時、和食のヘルシーさや美味しさに感動しているのを見て、まだ日本食を知らない方に届けたいと強く思いました。世界に店舗を展開している貴社なら、その夢が叶うと思いました。」
希望する職種も明確にしよう
飲食店には、ホールスタッフ、料理人、店長のほか、大手のチェーン店となると、さらにその上にエリアマネージャー、エリア総料理長、本部の仕事など、さまざまな職種があります。ゆくゆくはどの仕事がやりたいか、最初の時点で明確にしておくことも大切です。たとえすぐには就けない職種であっても、志望動機には、希望する職種も書くようにしましょう。
人事部 部長補佐
松本 崇
志望動機ではその会社に入ってどうしたいのか、どうなりたいのかを明確に伝えられるようにしましょう。企業理念への共感を志望動機に盛り込む場合は、具体的な内容を入れるとよい印象を与えられるでしょう。
オーイズミフーズでは、就職希望者が弊社に合っているのかを確認するため、前職を辞めた背景・理由や転職先に求める条件を聞いて、それに応えられるかを判断しています。転職理由がどの会社でも共通することだと、「甘え」であると思われて良くない印象を与えます。「吸収できる事は吸収して、他に学べる事がない」など、今の職場に居続ける必要がなくなったことを、明確に伝えると良いでしょう。